薬物男性グループのご紹介

薬物男性本人を対象にしたグループミーティングを行っています。

グループの通称名は、メンバーさんたちと決めた「にしやんグループ」です。

原則第2,第4金曜日の15:15から16:15まで開催しています。(祝日やクリニックの臨時休診などによって、変更となることがあります。その際は、院内に掲示またはホームページにてお知らせいたします)

スタッフ2名(ワーカーと看護師)が担当しています。リラックスして参加していただけるように、ウエルカムドリンクのジュースとお菓子を準備しております。(コロナ流行があり、しばらく中止しておりましたが、再開しました。マスクをしての参加なので、話していない間に食べたり飲んだりしてもらっています)。

ミーティングでは、メンバーが安心して話せ、安全な場を保つための<4つのルール>があります。

  • 自分のことを話します。自分がどう思ったか、どう感じたかに焦点を当てて話すということ。
  • パスがあります。話したくない、話すことがないというとき、パスと言っていただいて聞くだけの参加でも大丈夫です。
  • 秘密を守ります。ミーティングで聞いた話はその場に置いていってもらって、他の人に話さないこと。
  • 言いっぱなし聞きっぱなしで、ディスカッションはしません。自分の話を話すだけ、他の人の話を聞くだけで、いい悪いとかの評価やアドバイス、批判はしないことになっています。

ミーティングの流れとしては、1週目は最近あったことや話したいことを自由に話してもらっています。

2周目は参加者から話したいテーマを募集して、そのテーマでお話ししてもらっています。もし参加者からテーマが出ないときは、スタッフがテーマを出しています。最近のテーマでは、「私の薬物歴」や「仕事について」、「私にとっての健康」などが出ています。

3週目までいったら、今日のミーティングに参加して感じたことや思い出したことなどを話してもらっています。

薬物のことは、なかなか普段話すことができないと思います。このミーティングでは、参加者がお互い、薬物のことで苦しんでいること、困っていること、やめたいがなかなかやめられなくて大変な思いをしていることなどをお話ししていただき、共感したり、共有できることがだいご味になっていると思います。また、回復につながる大切なことの1つになっていると思います。孤立することが一番まずいことだと思いますので、つながるものの1つとして参加していただけたらと思っています。